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2018年12月15日(土) 01:30 JST

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重力波

天文関連
昨年は重力波の観測成功に大きな話題が寄せられた。
 さてこの重力波なるものはというと、大きな質量がバランスを崩したときに発生するものである。
例えば、超新星爆発で数個の中性子星が生まれ、それが相互回転運動しているときや合体した時、ブラックホールが相互回転運動しているときや合体した時などに発生する。
ちなみに、中性子星とはいかなるものかというと、恒星がその重力で水素を核融合して、ヘリウムになり、ヘリウムが核融合してという風に最終的には鉄になるが、最後の超新星爆発により中心部が押し縮められ、電子が原子核に接近し、原子核を構成する陽子と電子が反応して中性子になる。
 もっと質量の大きな星が超新星爆発を起こすと、この中性子星が重力崩壊を起こし、縮潰してブラックホールとなる。
 イメージしてほしい。風船のゴムを切ってシートにして、その端を2人で引っ張りぴんと張ったイメージだ。これが平坦な空間だ。
そこにパチンコの玉を置くとその部分が窪む。この窪みが重力で空間の歪だ。その窪みをめがけて回転するようにもう一つパチンコ玉をころがすと、二つの窪みが互いに回転しあい、ゴムシート(平坦な空間)ゴムシートが波紋のように弾む。これが重力波で、空間の歪で時間の流れの変化だ。すなわち、空間の歪こそが時間で、われわれは銀河中心に存在する巨大ブラックホールを中心に数億年かけて銀河の周りを回る太陽の重力圏にとらえられた地球の重力1Gに囚われ、その複雑な重力圏とそこに発生した複雑に入り組んだ慣性系で起こる時間の流れのなかで生きている。
 銀河中心の1秒と地球の1秒とではその長さはかなり変わるはずだ。そんなあやふやな時間に惑わされながら生きている我々にも最低限のルールが必要だ。その最低限のルールが時間なのかも知れない。